お寺・神社の基礎知識

仏具の種類

意外に知らない?!仏具あれこれ

ひとくちに仏具といいますが、仏具には用途により5種類のものがあるのはご存知ですか??
5種類の簡単な内容は以下のとおりです。

■荘厳具------------堂内を飾りつけするために用いられる仏具
■供養具------------仏様を供養するために用いられる仏具
■梵音具------------読経の伴奏などに使われる仏具
■僧具--------------僧の衣服や持ち物などの仏具
■密教法具----------密教独特の仏具

荘厳具については以前の○○のページでお話したので、 そのほかの4種類を詳しく説明していきますね!


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供養具について

供養具の代表的なものには香炉・華瓶・燭台があります。
この三つは香・華・燈明を供えるためのもので、三つでセットになっているので 三具足と呼ばれているんです。

三具足を供えるのがいちばんの供養といわれています。
それは、煩悩を断って悟りを開かれた仏さまは宝物や豪華な食事を差し上げても喜ばれないと考えられているからなんですね。
華瓶と燭台を一対ずつにすると全部で五つとなるので五具足といわれます。

三具足または五具足は本尊のすぐ前に置かれます。 お寺独特の供養具のひとつに、柄香炉という長いもち手のついた香炉があります。
これは携帯用の香炉で、行道をしたり、屋外で法要をおこなったりするときに 用いられます。

また、珍しいものとしては、抹香の燃え具合によって時間がわかるようにした 常香盤というものもあります。
ちなみに、禅宗では線香もよく使われます。座禅の時間を計るのにも用いられたりします。 華は生花を用いるのが本来のあり方ですが、 それではすぐにかれてしまうので、木彫やブロンズの花を常備しているお寺も多いんです。

花びらをまいて仏さまを供養する散華という儀礼もインドから伝わったものですが、 日本では蓮の花びらを模した紙片を使うのが一般的です。

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僧具について

僧具で第一にあげられるものは袈裟ではないでしょうか。
これは出家者が華美な装いをすることを戒めるためにつくられた服で、 本来は捨てられた布を綴り合せて作るものでした。

日本では袈裟だけで過ごすには寒いので、着物の上に身につける象徴的な法衣となりました。
托鉢に用いられる鉢も、出家者を象徴する大事な僧具ですね。

法要のときに導師が手にする払子や如意も、もとは虫を払ったり、背中をかいたりする実用品だったのですが、今では儀礼のための象徴的な持ち物として用いられています。 密教法具には、武器から仏具に転用された金剛杵などがあります。
仏の智慧で煩悩を破壊することをこれによって象徴しているんですね。

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