お寺・神社の基礎知識

本堂の内部

本堂のなかはどうなっているの??

今回は荘厳な雰囲気を醸し出す寺院の中心的なお堂・本堂のなかについてのお話しです。
ひとくちに本堂といっても、内部は宗教によって違い、とくに天台宗・真言宗の密教系かそれ以外か、 によって大きく違います。まず今回は共通する部分をお話します。

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本堂は内陣と外陣にわかれています

本堂のなかは大きく「内陣」と「外陣」にわかれています。

■内陣----------本尊が安置されている部分
■外陣----------在家の参列者などが着席する部分

上記が主なスペースの意味と役割ですが、 その使用方法は宗派によって異なりる場合があります。
内陣は聖なる空間であるので、在家の人は立ち入らないというのが原則です。
参詣者は外陣の境におかれた焼香台や賽銭箱のところから本尊を礼拝します。


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内陣は仏の世界観が表されています

本尊が安置されている内陣には仏の世界観が表されています。 以下に詳しく説明していきますね!
内陣の奥まったところは黒や朱の漆塗りにされた須弥壇が置かれ、 その上に、本尊となる仏像が置かれます。

■須弥壇
須弥山をかたちどった仏壇

■須弥山
仏教の世界観の中で中心にそびえる山
ただし、須弥壇形式の仏壇が流行するのは鎌倉時代以降なので、それ以前は長方形の壇が使われています。
須弥壇のうえにはそのまま仏像が置かれるのが一般的ですが、宮殿や厨子に入れられて安置されることもあります。

■宮殿
仏像を納めるもの。一般的に屋根をつけて小型のお堂のように作ったものがそう呼ばれます。

■厨子
仏像を納めるもの。一般的に箱型で観音開きの戸をもったものがそう呼ばれます。
本尊のうえには天蓋が下げられます。

■天蓋
金色のシャンデリアのような飾り。
ちなみに、天蓋は本尊の上だけではなくて法要の僧が座る席の上にも吊るされる場合があります。
本尊の上の場合は仏天蓋、僧の上の場合は人天蓋といいます。
須弥壇よりやや手前の左右に幢幡が、さらに柱には幡がかけられます。

■幢幡
金色で筒状の荘厳物。旗の一種で仏さまが悟りを開いたことを象徴しています

■幡
布または金属の長四角形の形をした旗の一種
導師が座るところには分厚い座布団が敷かれていることもありますが、礼盤(半畳ばかりの四角い畳敷きの台)が置かれることもあります。

密教寺院では、須弥壇の前に大壇(大きなテーブル状の壇)が置かれて、数多くの仏具が並べられます。
導師はこの壇に向かって密教の修法をおこなうのです。
本堂のひとつひとつのものに意味があるのですね~!
意味を知ると本堂の見方も少し変わってくる気がしますね!

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