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お彼岸とは

彼岸は仏教用語。元々梵語(ぼんご)の波羅蜜多(はらみつた)を漢訳した「到彼岸(とうひがん)」のことだそうです。
煩悩に満ちた世界「此岸(しがん)」から解脱した悟りの世界、涅槃を指します。
こちら(此方)の岸とあちら(彼方)の岸と言う意味だと考えるとわかりやすいですね。
さらに煩悩に満ちたこちらの世界を現世、涅槃の世界を死後の極楽浄土ととらえ、あちらの世界と考えたところから、亡くなった先祖たちの霊が住む世界を「彼岸」と考えるようになりました。このことから「彼岸に墓参り」と言うことはわかりますね。
なお、この時期には「彼岸会」という仏教の法会が開かれ、これが現在の「彼岸」の由来となります。

お彼岸とは

お彼岸の期間

春彼岸 : 毎年3月の春分の日をはさんで前後3日合計7日間
秋彼岸 : 毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日合計7日間

*** 2010年の秋のお彼岸の日程 ***
彼岸入り:9月20日(月)
お中日:9月23日(木)
彼岸明け:9月26日(日)

それぞれの初日を「彼岸の入り」終日を「彼岸のあけ」といい
春分の日、秋分の日を「お中日」といいます。

お彼岸の期間

お彼岸の迎え方・準備

■お彼岸の迎え方・準備
- お彼岸を迎えるには次のような準備をします -
●お仏壇、仏具の掃除
●お墓の掃除
●供花やお供え
果物・菓子などの他、精進料理をお供えする
●お墓参りするときは事前にお寺様または、霊園の管理事務所等に卒塔婆をお願いしておきます。
(宗派によっては不用のところもあります)

お彼岸の迎え方・準備

お墓参り

■お墓参り
お墓参りは、ご家族みんなで出かけましょう。お墓は家族全員でお守りしていくべきものです。

【持ち物】
●お線香
●ろうそく
●マッチ (ライター)
●お花 (昔は“しきみ”が主に使用されていましたが、最近では四季折々のお花をお供えする方が多いようです)
●お供物 (お菓子や果物、故人の好きだったもの等)

【お掃除】
お墓参りに行ったらまず、お墓の清掃をしましょう。雑草が生えていたり、ゴミが散らばっていたりしては仏様に申し訳がありません。
●墓石は水をかけて洗い流します。
●水鉢や花立、香立てはゴミがつまりやすので丁寧に洗います。
●墓石の彫刻部分は、歯ブラシで細かい汚れを落とします。
●洗い流したら、タオル等で水気を拭きとります。

【お供え】
●お菓子や果物は直接置かず、二つ折りした半紙の上に置きます。
●水鉢にきれいな水を入れます。
●花立てに供花の長さを整え、お供えします。

お墓参り

「おはぎ」と「ぼたもち」の違い

お彼岸と聞いて思い出す物の一つに「おはぎ」、「ぼたもち」があります。
もともとは小豆の赤い色が災難から身を守り邪気を払うといわれ、お供えをするようになったそうです。

さて、「おはぎ」と「ぼたもち」どう違うのでしょう?
漢字で書くと「御萩」と「牡丹餅」。秋に咲く花「萩」、春に咲く花「牡丹」と、花の名前がついています。
秋のお彼岸に食べるのが「おはぎ」、春のお彼岸に食べるのが「ぼたもち」と言われているんです。
「おはぎ」は、「萩の花」「萩の餅」などと言っていたものを丁寧な「お」をつけて「御萩(おはぎ)」と呼ばれるようになりました。ぼたもちも「ぼたんもち」から変化したようです。

また、萩の花は小さい花がたくさんついていて、つぶつぶのように見えます。ですから、粒あんのものが「おはぎ」、こしあんのものが「ぼたもち」とも言われています。
実際、小豆の収穫時期が秋ですので、とれたての小豆は柔らかく皮も一緒に食べられることから、秋はつぶあんで、春は冬を越した小豆の皮は硬いので、皮を取り除いたこしあんになるそうです。

今では季節、また形に関係なく、おはぎやぼたもちとして売られています。しかし、地域によって別の呼び方もあるようですし、まだいろいろなおはぎとぼたもちの区別がありそうですね。

「おはぎ」と「ぼたもち」の違い

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